「上手くいけば、逆玉で坂城グループの社長。 娘に正直言って興味もてないけど……信じきってるから、結婚するまでの我慢だって…笑いながら……」 きっともっと酷い言い方だったんだろうけど 絢斗はあたしをこれ以上傷つけたくないと、少しオブラートに包んだように言ってるんだろうと思う。 「他に何人か、女がいたらしい…」 「そっか…」 つくづくあたしはバカだなって思う。 そんな事、考えもしなかった……