食事のあとに少しドライブして、家まで送ってもらった。 すると入口の門の近くに、人影が見えた。 ドキンと大きく心臓が波打つ…… 車のライトが当たって、それが絢斗だと分かったから。 「絢斗……?」 「葵衣ちゃんの知り合い?」 「幼なじみなの……」 ものすごく違和感をおぼえながら、車は絢斗の近くに止まった。