「えっとね……
作る物は決まってるけど……」



「何作るの?」


舞はニヤニヤしながら聞いてきた。



「一応小さなチョコケーキにしようと思ってるよ」


なんでこんなに笑ってるのか疑問に思いつつ答えた。


「ふ〜ん………
それで今年は慎吾くんに渡せるの?」



舞の言葉で渚は林檎のように真っ赤になった。