「な〜んだ……って何よ! 渚が心配だったから呼んだのに」 渚の後ろにいた舞はムスッと怒ってしまった。 「ごっゴメン もうすぐであの日になるから………」 「あ〜バレンタインデーね。 今年こそ慎吾くんに渡すの?」 舞はさっきまで怒っていたのが嘘のように目が輝いていた。 舞は人の恋路を見るのが大好きなのだ。 .