Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

『やっ…やだっ…ひゃぁっ……』

ビクンッ…ビク…

あっちゃんの優しい手が水着の中に滑り込んで来た。

「フフッ(笑)
水着って一枚だけだから楽だな!」

『やだっ!だめ…で…しょッッ…』

あこの胸に触れるあっちゃんの右手を退けようとして手に力を入れてるはずなのに、耳にかかるあっちゃんの吐息が邪魔をする。

「どーした?
嫌なら退けてみろよ。

出来ねぇくせに(笑)」

『やぁっ…アッ…』

そうだよ。
あこは、あっちゃんには逆らえないの。

もう魔法をかけられちゃったの。

チュッ…

ほらね?

この優しいキスに弱いんだ。

カクン……
『んーっ…やー!
………モゴモゴッッ…』
―――!?

あっちゃんの手が上の水着から下の水着に滑り込んで来た時だった。

「ばっか!(笑)
声出すんじゃねぇよ!
我慢しろ!(笑)」

あっちゃんの大きな手で口元を塞がれてしまった。

分かってる!
分かってるよ!
ここは海だって事。この岩場の後ろには人が居るって事も…

でもッッ…
『ンー!!…ンンー!』