「あこ…ここに来い。」
あっちゃんは砂場に座ったまま、足を広げてあこがぴったり納まるくらいのスペースを作ってくれた。
『うん!!』
そっとあっちゃんの小さくなった背中から離れて、あっちゃんの前に納まる様にちょこんと座った。
ギュッ。
「プーッ(笑)
ギャハハハ!!」
あっちゃんはあこを後ろから強く抱き締めながら笑った。
あったかい。
『…?なぁにっ!?』
「あこ!お前人の事言ってらんねぇな!(笑)」
コツ…
あっちゃんがあこの頭にそっと顎を乗せた。
『何がぁ?』
「ちっちゃいし、俺より細せぇ!!(笑)
チビチビチビ!チービ!(笑)」
耳にあっちゃんの息がかかる。
ドキ…
『ひっ…どーいっ!(笑)』
照れ隠しで右手を振り上げてあっちゃんの方を振り返った。
……トクン。
『…えっ…』
あっちゃんの顔を見て体がざわざわと音を立てた。
『あっちゃん?』
あっちゃんの目から落ちる一粒の綺麗な雫を見た。
でもすぐに目の前に広がる海に視線をそらした。
キラキラ…
もう夕方だ。
太陽が黄色から朱色に変色していて、水面がオレンジ色に輝いていた。
気のせいだよね?
神様。
今見た雫は、あっちゃんの涙じゃない事を願います。
「あこ…」
ビクンッ……!!
あっちゃんは砂場に座ったまま、足を広げてあこがぴったり納まるくらいのスペースを作ってくれた。
『うん!!』
そっとあっちゃんの小さくなった背中から離れて、あっちゃんの前に納まる様にちょこんと座った。
ギュッ。
「プーッ(笑)
ギャハハハ!!」
あっちゃんはあこを後ろから強く抱き締めながら笑った。
あったかい。
『…?なぁにっ!?』
「あこ!お前人の事言ってらんねぇな!(笑)」
コツ…
あっちゃんがあこの頭にそっと顎を乗せた。
『何がぁ?』
「ちっちゃいし、俺より細せぇ!!(笑)
チビチビチビ!チービ!(笑)」
耳にあっちゃんの息がかかる。
ドキ…
『ひっ…どーいっ!(笑)』
照れ隠しで右手を振り上げてあっちゃんの方を振り返った。
……トクン。
『…えっ…』
あっちゃんの顔を見て体がざわざわと音を立てた。
『あっちゃん?』
あっちゃんの目から落ちる一粒の綺麗な雫を見た。
でもすぐに目の前に広がる海に視線をそらした。
キラキラ…
もう夕方だ。
太陽が黄色から朱色に変色していて、水面がオレンジ色に輝いていた。
気のせいだよね?
神様。
今見た雫は、あっちゃんの涙じゃない事を願います。
「あこ…」
ビクンッ……!!



