Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

「本当にほんとうー!?」

あっちゃんが天使の頭を優しくぐりぐりと撫でた。

「おーっ!
男同士の約束だ!!

ボーズ、見つけてくれてありがとな!」

あっちゃんの大きな手で頭を撫でられると、天使は満足そうに笑顔で笑った。

「うんっ!!」

そしてあこをジロジロと見つめた。

「ふぅぅん☆

このおねぇちゃんか!
お兄ちゃんが前にはなしてくれたよね!!
お花がいーっぱいあるところで!!」

天使は笑いながら両手を大きく広げた。

『え?あっちゃん?』

あっちゃんを見ると、あっちゃんの頭の上には?が浮かんでいた。

「…???
…そんな事あったっけ?」

天使はちょっぴり残念そうに首をかしげた。

「ううーんっ…お兄ちゃん、忘れちゃったんだねっ?

まぁいっかぁ♪

お兄ちゃんっ!!約束忘れちゃダメだからねぇっ!?」

「おー…」
あっちゃんはどうも負に落ちない様だ。