Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

あっちゃんが赤くなりながら、優しくフッっと笑った。

「ばーか!(笑)
しねぇよ!あこのエッチ!!(笑)」

コツン…
あっちゃんが、あこのおでこを軽く叩いた。

『えーっ!!
それはあっちゃんでしょーっ?』

ホッ……

正直ほっとした。
だって、まだ心の準備という物が…


「早く着替えて来いよ!
もう平気だろっ?

俺に見られちゃったしな!!(笑)

堂々とぺったんこの胸張って出て来い!(笑)」

『もーっ!!(笑)
あっちゃんのバカぁ!』

ガチャッ…バンッ!!

座席の下に落ちたタオルをあこの胸にそっとかけてあっちゃんは車から出ていった。

バクバクバク…

まだ心臓はゆーことを聞いてくれそうにない。

あっちゃんはあこをドキドキさせるのが得意だ。

いつか、心臓がドキドキしすぎて死んじゃうんじゃないかって思ってしまう。

車内にはまだあっちゃんの香水の香りがほのかに残っている。

『…ハァァ…』

胸を見下ろして、溜め息をつく。
でも…

もういいや!!
あっちゃんにも見られちゃったし!!

どうせ、今すぐ大きく出来る問題じゃないし!!

今度は迷わずにテキパキと着替えた。

『よしっ!』

一人きりの車内でこっそりと気合いを入れる。

ガチャッ…

『……!!あっちゃん!!』

車から出ると、車によっかかる様にしてあっちゃんが待っていてくれた。

「遅ぇよ!(笑)行くぞ!!
ヒロト達はもう海ん中だし!!(笑)」