「教えねぇよっ!
てか………入れたいのが有りすぎて選べなかっただけ…(笑)」
ねぇ、あっちゃん?
あなたは“z…ずっと”の後にどんな言葉を入れたかったの?
永遠にずっと…一緒?
永遠にずっと…好き?
永遠にずっと…愛してる?
永遠にずっと…離れない?
…その答えは、今でも分からないままです。
ねぇ、教えて?
大学に着くと、エリが大学の正門で待っていた。
朝からずーっと待っていたんだって。
「あこ、おかえりなさい。
…図書館行こうか?」
エリの意見に頷いた。
『うん!』
大学の敷地内に有るものの、図書館は、あまり利用者がいない。
騒がしい大学の中でもひときわ寂しさを放っている。
ほとんど誰も来ないから、話をするには最適の場所だ。
エリがここを選んだ理由が分かる。
キィ……
ドアを引くと、年期の入った音が館内に鳴り響いた。
やっぱり、誰もいない。
「さ…話、聞こうか。」
ただっぴろい館内の椅子に小さな二人が座った。
『エリ…あのね…』
全部話した。
おばちゃんが抱き締めてくれた事。
あっちゃんが痩せて別人になっていた事。
もう一度、あっちゃんの彼女になれた事。
あっちゃんのアドレスがあの頃のままだった事。
そして…
あっちゃんがガンを克服した事。
あこは今、やっと、スタートラインに立てたんだという事。
「よっ…よかっ……
良かったねぇぇッッ…あこぉぉ…」
エリは自分の事みたいに泣いていた。
カタン…
『えっ…』
あことエリが座っている後ろの本棚から、物音がした。
てか………入れたいのが有りすぎて選べなかっただけ…(笑)」
ねぇ、あっちゃん?
あなたは“z…ずっと”の後にどんな言葉を入れたかったの?
永遠にずっと…一緒?
永遠にずっと…好き?
永遠にずっと…愛してる?
永遠にずっと…離れない?
…その答えは、今でも分からないままです。
ねぇ、教えて?
大学に着くと、エリが大学の正門で待っていた。
朝からずーっと待っていたんだって。
「あこ、おかえりなさい。
…図書館行こうか?」
エリの意見に頷いた。
『うん!』
大学の敷地内に有るものの、図書館は、あまり利用者がいない。
騒がしい大学の中でもひときわ寂しさを放っている。
ほとんど誰も来ないから、話をするには最適の場所だ。
エリがここを選んだ理由が分かる。
キィ……
ドアを引くと、年期の入った音が館内に鳴り響いた。
やっぱり、誰もいない。
「さ…話、聞こうか。」
ただっぴろい館内の椅子に小さな二人が座った。
『エリ…あのね…』
全部話した。
おばちゃんが抱き締めてくれた事。
あっちゃんが痩せて別人になっていた事。
もう一度、あっちゃんの彼女になれた事。
あっちゃんのアドレスがあの頃のままだった事。
そして…
あっちゃんがガンを克服した事。
あこは今、やっと、スタートラインに立てたんだという事。
「よっ…よかっ……
良かったねぇぇッッ…あこぉぉ…」
エリは自分の事みたいに泣いていた。
カタン…
『えっ…』
あことエリが座っている後ろの本棚から、物音がした。



