Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

…3.10

ヘンな夢を見た。
俺はどこかの花屋で小さい男の子と手をつないで花を見ていた。
でも、会話がない。
口はパクパクしているのに、声が…ってか音が全く無い。
ヘンな夢だった。

男の子なのは分かるのに、顔は全く覚えていない。
けど、すげぇあったかい夢だった。

もうすぐ桜の季節が来る。
あこと見に行きてぇな!
あこの心の中に、俺は少しでも残ってんのかな?
少しだけ…期待してみる。



3.11

すっげぇ青空!!
吸い込まれる。
ここが病院て事、忘れてる自分がいた。

あこも同じ空、見てるよな?
あ、あの曇、わたあめみてぇ!!!
わたあめ、あこに買ってやったらまた子供みたいにはしゃぐかな?


…3.13

雨。
けど、いい知らせを聞いた。
あの少年が回復に向かってるらしい。
がんばったな!少年!
俺も負けてらんねぇ!


…3.20

あこと別れてからもうどんくらいだ?

きっと、彼氏出来て、新しい幸せ見つけたよな?
いくら連絡待ってても無駄な事くらい分かってんのにな?
もうすぐ春が来る。
あこと一緒にむかえたかった。