Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

あっちゃん??

願ってたって…?
コイツって…?

あっちゃん、あこが戻って来る事、願ってたの??

願ってくれたの?

「あこちゃん!
アツシったらねぇ…(笑)
毎日…毎日、毎日…」

「あっ!ババァ!しゃべんなよっ!!」

あっちゃんがおばちゃんの事を優しい目で睨んだ。

病室の中はまるで、桜で満開の公園みたいにあったかい。

病室だって事を忘れてしまいそうだった。


でも、先生が真面目な顔をした。

そして先生は一回軽くせきばらいをした。

「コホン……」

また、桜で満開の公園が、病室に変わる。

「…でも、完治した訳じゃないんだよ。」

先生の一言にあことあっちゃんの顔が一気に曇ってしまう。

「これからは、必ず定期的に検査が必要になるんだよ。

いいかい?これから…大切な話をするよ…」

そのあとの話はよく覚えていない。

ただ、分かった事は、五年以内に再発しなければ、ほぼ完治になる。

もしも、再発してしまえば、希望は持てない…と言う先生の話だった。


再発…再発…
その言葉しか頭になかった。


「大丈夫だって!!先生!!
俺…大丈夫だよ!また…守らなきゃいけないものが戻ってきた今。

絶対に負けねぇ!!」
あっちゃんの目は、あまりにも力強くて、眩しかった。

「そうだね(笑)
君が居てくれたら、アツシ君は大丈夫だね?」