エリは、ただ呆然と横に座っているあこを涙目で見つめて、またノートに視線を送った。
エリの優しい声があっちゃんの低くて甘い声に重なる。
「…2000年7月31日
今日…俺は天使のような悪魔に出会った。
俺は……ッッ…俺は悪魔に恋をした…」
エリの声が涙でにじんでいく。
気が付いた時には、エリからノートを半分奪いとっていた。
『やだぁっ……あっちゃんの…あっちゃんの字だぁっ…』
確かにあっちゃんのなぐり書きをした様な、汚い字がいくつも並べられていた。
エリはノートの右側を、あこはノートの左側を持って、ただひたすらにあっちゃんの書いた字を追い掛けた。
…2000.7.31
今日、俺は、天使の様な悪魔に出会った。
俺は悪魔に恋をした。
昨日までは汚ねぇはずだったこの世界に一筋の小さな灯りを見つけた。
なのに、あこは笑わない女だった。“変な女”…それが第一印象だった。
なのに、あこから目が離せない俺がいた。
小さな体があまりにも色白で眩しかった。
ひとめぼれってヤツなのか?
帰り際、悪魔の笑顔を見た。
可愛かった。頭から離れねぇ!
たかが女の事でこんな夢中になってバカみてぇだ。だっせぇ!
今日からはマジメに家に帰る。朝になったら久々にばばぁにアイサツでもしてやるか。
エリの優しい声があっちゃんの低くて甘い声に重なる。
「…2000年7月31日
今日…俺は天使のような悪魔に出会った。
俺は……ッッ…俺は悪魔に恋をした…」
エリの声が涙でにじんでいく。
気が付いた時には、エリからノートを半分奪いとっていた。
『やだぁっ……あっちゃんの…あっちゃんの字だぁっ…』
確かにあっちゃんのなぐり書きをした様な、汚い字がいくつも並べられていた。
エリはノートの右側を、あこはノートの左側を持って、ただひたすらにあっちゃんの書いた字を追い掛けた。
…2000.7.31
今日、俺は、天使の様な悪魔に出会った。
俺は悪魔に恋をした。
昨日までは汚ねぇはずだったこの世界に一筋の小さな灯りを見つけた。
なのに、あこは笑わない女だった。“変な女”…それが第一印象だった。
なのに、あこから目が離せない俺がいた。
小さな体があまりにも色白で眩しかった。
ひとめぼれってヤツなのか?
帰り際、悪魔の笑顔を見た。
可愛かった。頭から離れねぇ!
たかが女の事でこんな夢中になってバカみてぇだ。だっせぇ!
今日からはマジメに家に帰る。朝になったら久々にばばぁにアイサツでもしてやるか。



