水色のノートに閉じ込められたあっちゃんの苦しみをエリの胸にぶつける様に押し付けてしまった。
「どうして!!
読みなよ!
アツシくんの気持ち、全部知ってあげなよっ!」
エリの気持ちは痛いほど分かる。
でも、無理なんだ。
感情が込みあげる。
『エリが羨ましいよっ!!
エリには…ヒロトくんがいるじゃん!ヒロトくんは生きてるじゃんっ!
羨ましいよっ!エリは、この先、ヒロトくんと結婚出来るし、子どもが出来たら、二人で育てていけるじゃんっ!!
エリはいいよねっ…生きてるヒロトくんに想われて…沢山愛してもらえてっ!
あこには…もうそういう人いないし、何もしてもらえないっ!
あっちゃんが…いないのっ……
そんなに読みたいなら、エリが読めばっ!?
…ウッ…グスッ…』
あこは膝を抱え込む様に、蹲って泣いてしまった。
分かってる!
分かってるよ!
単なるやつあたりな事くらい…
読みたくても、読めないんだよ!!
パラ…パラ…
『うぅぅっ…グスッ…グスッ…』
泣きじゃくるあこの横で、ノートが一枚…また一枚めくられる音がした。
「ッッ…あこっ…グスッ…これ、読んだ方がいいよォ…」
エリの鳴き声が右の耳から飛込んで来た。
『…やだって…やだって言ってるでしょぉっ!?
もうっ!やめてよぉっ…』
「どうして!!
読みなよ!
アツシくんの気持ち、全部知ってあげなよっ!」
エリの気持ちは痛いほど分かる。
でも、無理なんだ。
感情が込みあげる。
『エリが羨ましいよっ!!
エリには…ヒロトくんがいるじゃん!ヒロトくんは生きてるじゃんっ!
羨ましいよっ!エリは、この先、ヒロトくんと結婚出来るし、子どもが出来たら、二人で育てていけるじゃんっ!!
エリはいいよねっ…生きてるヒロトくんに想われて…沢山愛してもらえてっ!
あこには…もうそういう人いないし、何もしてもらえないっ!
あっちゃんが…いないのっ……
そんなに読みたいなら、エリが読めばっ!?
…ウッ…グスッ…』
あこは膝を抱え込む様に、蹲って泣いてしまった。
分かってる!
分かってるよ!
単なるやつあたりな事くらい…
読みたくても、読めないんだよ!!
パラ…パラ…
『うぅぅっ…グスッ…グスッ…』
泣きじゃくるあこの横で、ノートが一枚…また一枚めくられる音がした。
「ッッ…あこっ…グスッ…これ、読んだ方がいいよォ…」
エリの鳴き声が右の耳から飛込んで来た。
『…やだって…やだって言ってるでしょぉっ!?
もうっ!やめてよぉっ…』



