Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

「…ッッ…っしゃぁ!!

…やべぇ!俺、すげぇ!!」

あっちゃんの目からは涙が溢れていた。


あっちゃん!
あっちゃんは本当に凄いね。

よく耐えたね!!

辛かったね?
苦しかったでしょ?

何回も諦めようとしては、耐えて…耐えて…
ここまで来たんだね。

あこをわざと傷付けて、突き放して…

自分はあこよりも傷付いて…

そのうえ、辛い治療に耐えて…

どれだけ辛い思いをしてきたの?

そのたった一つの体で、何枚の大きな壁にぶつかって来たの?


あっちゃんはやっぱり凄いよ!!

「なっ!?先生!言ったろ!?

コイツだよ!コイツ!!」

あっちゃんはあこの腕を掴んでブンブン振り回した。

先生はうん、うん…と頷いて笑った。

『アツシ君ったら…(笑)』
看護婦さんの目に光る物を見た。

あっちゃんの目がキラキラと輝いた。

「信じらんねぇ!マジでありえねぇよ!!

願ってたもんが二つ同時に戻ってきやがった!!

元の体と、コイツだよ!!」

え?…願ってたもの?
あこはしっかりと握られた手を見つめた。