Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】

あこの返事に安心した様に無邪気な笑顔をあこに見せて笑った。



来年かぁ…


その約束が果たされる事は無かった。

あっちゃん…

あの時は、一緒に見れる事を夢みながらあこは家に帰ったんだ。

夢も見たんだよ?

あっちゃんは病気になんかなってなくて、元気で。

でもね…
夢の最後でね…

あっちゃんが居なくて、必死になって探すあこがいたんだ。

怖くて怖くて、たまらなかったんだよ?


あっちゃんが言いかけた事は何だったの?

あこの花にした願い事って何だった?

教えて…?

またあこを抱きしめながら…

照れながら…

耳元で囁く様に教えてください。

あっちゃんの願い事は何ですか??


――10月。

空を見上げると、夏が終わった事を思い知らされる。

秋の空は変わりやすい。

元気な太陽も、風邪をひいて寝込んだりするのかな?

晴れたり、雨が降ったり…

あっちゃんは生きている。

余命二ヶ月と言われたのに、二ヶ月は過ぎてしまった。

嬉しい。
あっちゃんが隣で笑っている。

「俺ってすげぇかもっ!(笑)

マジで治るんじゃねぇ?」