キーヤは、天馬を褒めてやりながら甲板に戻る。 途中、 各マストの見張り台はやはり無人、 船中央に高く作られた操舵室を含む船橋(指揮所)も空中から見たが、外から覗ける範囲ではこれも無人だった。 「……さて」 あわよくば内部に潜入が、当初の予定。 キーヤは、船橋および甲板下に繋がる扉を片端から調べる。 だが、どれも開かない。 力まかせに押し引きもしてみたが、錆び付き腐っているくせにキーヤの腕力では軋みもしない。 船橋の窓には、全て鉄格子がはってあり、これも破壊不可能だった。