午後。 「……ふあぁ」 「おはようございます。魔王さま」 魔王さまが目覚めたのは、 巨鳥の背の上だった。 「???」 ぼんやりと目をこする魔王さま。 見えているのは、自分を上から覗きこむシルキスと、シルキスの背景で流れていく空と雲。 とりあえずシルキスが傍にいることに安心し、身体を起こそうとすると、そのシルキスが手伝ってくれた。 背中に優しく手を添えてもらい、頭を起こす。 とたんに風に包まれ、金髪がひろがった。