キーヤは、さらにシルキスに言った。 「その偵察には、ここの人間の魔法使い達も加わる。それでいいのだろう?」 「ああ、この都市の人間に出来ることなら、人間にやらせろ。自分達の身に関わる事だ」 シルキスは、人間嫌いの気が強いキーヤが納得するような言い方を選んでする。 そのせいか、キーヤは素直に受け入れた。 「ふんっ、そうさせる」 海の上を飛びなれた魔法使いが加われば、偵察やその後の行動も楽になる。