「……はい、そこです。あっ」 翼の内側に手を入れられて、またくすぐったがるヘナ。 魔王さま達は、その反応を気に入って念入りにヘナを磨く。 「ふふふ、ヘナは可愛いな」 「可愛いね」 魔王さまと、魔王さまと、天使。 お風呂タイムの戯れは、まだしばらく続きそう。 人間達のとの約束を守るなら、 今日限りのふれあい。 魔王さま達は、難しいことは外の勇者任せにして、今を楽しむ。 ──魔王さまとお風呂2 終わり