壁と扉をを挟んで、 シルキスとアイオネがいるのと反対側。 つまりお風呂場の中。 浴室。 シルキスとアイオネが強弱まぜて 話し込んでいるように、 二人の魔王さまと片羽の天使も、 湯につかっておしゃべりを繰り広げていた。 「これはいいな」 「いいでしょう」 「……ですね」