「俺達が求めるものはひとつ、ここにいる魔王さまの身の安全だけだ」 キーヤは言い切った。 「逆に言うと、私達はその為に持っている全てを吐き出す用意があります」 ヘナが、アイオネの間近で後を続ける。 「魔王さまの……」 ここにいる魔王さま。 すなわち、アイオネが世話している魔王さまだ。 アイオネは、ここにいる全員に訊いた。 「それは、幽霊船の接近が、私が任されている魔王さまに危険を及ぼすということかしら?」