それをキーヤが遮った。 「そこの馬鹿勇者、ヘナにおかしなことを言うな。ヘナもこいつの言うことは無視していい」 「なんですって、無愛想エルフは黙っていなさい」 アイオネは、キーヤを睨む。 「ふんっ。おまえの役目は魔王さまの世話と守護だろ。そんなに放り出したいなら、すぐに魔王さまを開放して俺達に渡せ」 「それとこれとは別。あんた達なんかに魔王さまは渡しませんっ」 アイオネは、涙をぬぐって背を正した。 逃げた魔王さまの件に関しては、 王国にすごい長文の手紙を送って確認をとることにする。