離れると足早にレイトが進み出す。 振り返る時に見せた寂しい顔ーー。 なん‥で? 何でキスして泣きそうなの… レイト。 レイトの背中が遠ざかる。 追いつこうと、必死に走った。 この時、レイトの香りが残る中想ったんだ‥私。 レイトの事、何一つ知らないって…。