それでもわたしは生きている

ソウタを預けるのは、ケンジと別れた時以来だ。



ソウタを預けて、仕事の残業と夜の仕事を少し多くいれてもらった。

タケと暮らし始めたからといって裕福になったわけじゃない。

ただ食パンをチビチビかじらなくてすむようになっただけ。


タケとしばらく2人きり。

だけど、2人で出掛けることはない。

タケにとっては地元なので、友達が沢山いるいる。

何人かは一緒に私の働く店に呑みに来たことがあるので知っている。


私の仕事も年末の休みに入った。

大掃除に明け暮れて、大晦日を迎えた。



「うん!うん!ほな今から行くわ!」

生意気なタケがデッカイ声で電話で喋ってる。

「どっか行くん?」

「うん!忘新年会や!年明けてから帰ってくるから、良いお年を!!」

「あ…あそ…良いお年を…」

少し寂しい。
一緒におれるかな?とか思とったけど…
残念。

「ユウカ、どこも行かへんのん?寂しいやっちゃなぁ!じゃ!」

「じゃ!」



チェッ!



テレビは大いに盛り上がってる。

大掃除をして、スッキリ片付いた部屋で独り、ボーッとテレビの画面を眺めてた。

「ふぅ…今年もあと2時間か…」