初恋ものがたり

どうしよう…


プリントなんか、まとめている場合じゃないよ…


作業が手につかなくなってきてしまった。


「莉李、どうしたんだよ?」


賢志が声を掛けてきた。


「えっ!ちょ…ちょっと休憩してるの。」


「残りあとちょっとじゃん。俺やってやるよ。」


私のやりかけのプリントを全部とって、また作業をやり始めた。