「おはよう。」


振り向くと知哉がいた。


「おはよう。」


あたしは少しだけ笑顔になった。


かなや宏明を泣かせた分、あたしたちは幸せにならなければいけないと思う。そして…今は無理でもいつかまた四人で笑いあいたい。

あたしはそう願ってる。



ー完ー