トルルルー、トルルルー


電話の呼び出し音がしばらくなってから、かなは出た。


「もしもし?かな?」


「どうしたの?恵?今日バイトは?」


「休み。明日は夕方からなんだけどさ、その前にお茶しながら会えないかな?」

「いいよ。じゃ待ち合わせはいつもの駅でいい?2時頃に会う?」


「うん。じゃ、明日2時ってことで。」


「わかった。じゃ、明日ね!」


電話を切った。


ふぅー…

あたしはため息をついた。