「ごめんな。深く寝てしまってたみたいだわ、俺。」 宏明は謝ってきた。 「いいよ、別に。それよりお腹すいてない?帰りどこかで食べていく?」 「そういう雰囲気じゃない感じじゃないか?行きと雰囲気違うし。」 「そう…だよね。」 あたしはやっぱり宏明も雰囲気が違ってるのを感じてるんだと思った。 「あのさ…。」 「うん?」 「俺やっぱり思うんだけどさ、あの二人は付き合ってる?それとも、かなの片思い?」