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約束の店の前は駐車禁止だったので、近くの有料駐車場に止めて、ツバサは歩いて店までやってきた。
時計を見ると、18時半にもなっていない。
約束の時間の30分以上も前だ。
しばらくウロウロしてはいたものの、彼女に早く会いたい気持ちを、彼は止めることが出来なかった。
こっそり入れば大丈夫さ!
そう決着づけたツバサは、そっとドアを開けたのだ。
しかし、そっとしてくれなかったものがあった。
ドアについているベルだ。
それがチリリンと音を立てて、彼をびっくりさせる。
これでは、誰か入ってきましたよー、と宣言しているようなものではないか。
焦ったツバサだったが、彼の瞳の中には、ぱっと店内の様子がパノラマで飛び込んでくる。
その一番スミに。
たとえ今日は結婚式仕様で、いつもより綺麗だからといって、ツバサがマイハニーを見間違うハズがなかった。
「リエ!」
余りの嬉しさに飛び出した声は、彼にしてみれば―― 「ちょっとだけ」大きめのものだった。
約束の店の前は駐車禁止だったので、近くの有料駐車場に止めて、ツバサは歩いて店までやってきた。
時計を見ると、18時半にもなっていない。
約束の時間の30分以上も前だ。
しばらくウロウロしてはいたものの、彼女に早く会いたい気持ちを、彼は止めることが出来なかった。
こっそり入れば大丈夫さ!
そう決着づけたツバサは、そっとドアを開けたのだ。
しかし、そっとしてくれなかったものがあった。
ドアについているベルだ。
それがチリリンと音を立てて、彼をびっくりさせる。
これでは、誰か入ってきましたよー、と宣言しているようなものではないか。
焦ったツバサだったが、彼の瞳の中には、ぱっと店内の様子がパノラマで飛び込んでくる。
その一番スミに。
たとえ今日は結婚式仕様で、いつもより綺麗だからといって、ツバサがマイハニーを見間違うハズがなかった。
「リエ!」
余りの嬉しさに飛び出した声は、彼にしてみれば―― 「ちょっとだけ」大きめのものだった。


