○フライドポテト
何だか。
リエは、自分の目の前をじっと見た。
さっきから何かというと、料理が彼女の前に運ばれてくるのだ。
今度は、フライドポテトである。
そして、いつも決まったウェイターだった。
いちいち、視線を投げてくる気配があるが、もうリエはそっちを見たりしなかった。
ウェイターに、どういう意図があるか気づき始めた今、わざわざ彼の方を見るなんて、まるで気があるみたいではないか。
リエは。
自分が、美人なのは知っていた。
というか、これだけ磨くのに力を入れているのだから、美人を維持できても当然だと思っている。
エステに通って、フィットネスもやって。
芸能人も行くような美容院で、髪もセットしてもらう。
美人であり続ける努力を、決して彼女は怠ったりしなかったのだ。
あのハナとは、違うのである。
いま引き合いに出せそうな相手が、彼女しかいないからと言って、リエは自分がイヤな比較をしたのに気づいた。
決して、ハナの顔がみっともないということではない。
今日は綺麗に化粧をしている―― 既に、はげかけているようだが。
ただ。
ハナの名を出しながらも、どこか自分と、自分のボスを比較しているような気がしたのだ。
彼らには、見ているだけで力を感じる。
強引で、何が根拠か分からないパワーが、リエから見てもはっきりと分かるのだ。
付き合っている男が持っているパワーは、何が根拠か分からないが、あの2人のものとは、またちょっと異質だった。
自信に満ちた力。
オレ(私)はやれる。
そんな匂い。
まるで、そのオーラこそが、自分たちの化粧であるかと思っているかのようだった。
何だか。
リエは、自分の目の前をじっと見た。
さっきから何かというと、料理が彼女の前に運ばれてくるのだ。
今度は、フライドポテトである。
そして、いつも決まったウェイターだった。
いちいち、視線を投げてくる気配があるが、もうリエはそっちを見たりしなかった。
ウェイターに、どういう意図があるか気づき始めた今、わざわざ彼の方を見るなんて、まるで気があるみたいではないか。
リエは。
自分が、美人なのは知っていた。
というか、これだけ磨くのに力を入れているのだから、美人を維持できても当然だと思っている。
エステに通って、フィットネスもやって。
芸能人も行くような美容院で、髪もセットしてもらう。
美人であり続ける努力を、決して彼女は怠ったりしなかったのだ。
あのハナとは、違うのである。
いま引き合いに出せそうな相手が、彼女しかいないからと言って、リエは自分がイヤな比較をしたのに気づいた。
決して、ハナの顔がみっともないということではない。
今日は綺麗に化粧をしている―― 既に、はげかけているようだが。
ただ。
ハナの名を出しながらも、どこか自分と、自分のボスを比較しているような気がしたのだ。
彼らには、見ているだけで力を感じる。
強引で、何が根拠か分からないパワーが、リエから見てもはっきりと分かるのだ。
付き合っている男が持っているパワーは、何が根拠か分からないが、あの2人のものとは、またちょっと異質だった。
自信に満ちた力。
オレ(私)はやれる。
そんな匂い。
まるで、そのオーラこそが、自分たちの化粧であるかと思っているかのようだった。


