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彼は、絶対にメイを幸せにしたいと思っている。
願いも何だってかなえたいと思っている。
しかし。
いまのカイトは、彼女にウェディングドレス一つ着せていないのだ。
そして、自分がイヤというだけで、その芽を摘み取ろうとしていたのである。
うー、あー。
カイトは、内心でうなった。
自分は何も着なくてよかったけれども、彼女にだけは着せてやりたかった。
というよりも、自分は絶対着たくないのだが。
しかし、式を挙げるということを認めると、目の前のあの夫婦の勝利になってしまう。
そんなのはイヤだった。
だが。
けれど。
メイが。
いや。
うー。
あー。
カイトの葛藤の結果が、そんなうなり声になってしまったのだ。
ちらりとメイを横目で見る。
うつむいたまま、彼女は迷ったような目をしていた。
迷って。
そう感じた瞬間。
「勝手にしろ!」
カイトは、怒鳴りちらしていた。
こんなに理不尽なことはなかった。
彼は、ソウマたちに自分の運命を握らせてしまったのだ。
結婚式などが、どういうもので出来上がるかなんてカイトは知らなかった。
しかし、面倒でカイトには耐えられないようなものがてんこ盛りであることも、何となく想像はついたのである。
もし、彼にその途中経過の作業をさせようものなら、おそらくどこかでキレて、ちゃぶ台をひっくり返すような真似をしかねなかった。
となると、メイを悲しませることになる。
彼は、絶対にメイを幸せにしたいと思っている。
願いも何だってかなえたいと思っている。
しかし。
いまのカイトは、彼女にウェディングドレス一つ着せていないのだ。
そして、自分がイヤというだけで、その芽を摘み取ろうとしていたのである。
うー、あー。
カイトは、内心でうなった。
自分は何も着なくてよかったけれども、彼女にだけは着せてやりたかった。
というよりも、自分は絶対着たくないのだが。
しかし、式を挙げるということを認めると、目の前のあの夫婦の勝利になってしまう。
そんなのはイヤだった。
だが。
けれど。
メイが。
いや。
うー。
あー。
カイトの葛藤の結果が、そんなうなり声になってしまったのだ。
ちらりとメイを横目で見る。
うつむいたまま、彼女は迷ったような目をしていた。
迷って。
そう感じた瞬間。
「勝手にしろ!」
カイトは、怒鳴りちらしていた。
こんなに理不尽なことはなかった。
彼は、ソウマたちに自分の運命を握らせてしまったのだ。
結婚式などが、どういうもので出来上がるかなんてカイトは知らなかった。
しかし、面倒でカイトには耐えられないようなものがてんこ盛りであることも、何となく想像はついたのである。
もし、彼にその途中経過の作業をさせようものなら、おそらくどこかでキレて、ちゃぶ台をひっくり返すような真似をしかねなかった。
となると、メイを悲しませることになる。


