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結婚式!!!
まったく予想外のカウンターパンチをくらって、カイトはしばらくクラクラしていた。
自分とは、いままでまったく無関係だった、とんでもない言葉だったからだ。
結婚式。
それは、二人が人前で永遠の愛をちか―― がー!!!!
そんなこっぱずかしいことを、このカイトが出来るはずがなかった。
人前というのは、このソウマの前であり、ハルコの前であり、その他、よく分からない連中の目の前に、自分が恥ずかしい格好をして立たなければならないということだ。
しかも、そんな奴らの前にメイを引きずり出して、見せ物にしなければならないというのである。
耐えられるはずがなかった。
式などしなくても、彼らは夫婦なのだ。
名実でいうならば、婚姻届という実の方だけは、もうしっかり掴んでいるのである。
これ以上は、必要ない。
この瞬間、カイトはそう考えていた。
だから、この悪魔夫婦の提案など、考えるまでもなく、却下! 却下! 却下!!!
かなり本気で吠えて、彼らにそんな計画が無駄であることを知らしめようとした。
の。
はずだった。
「あら…でも、結婚式くらいちゃんとしないと…それに、ウェディングドレスは、女の子の夢ですもの…」
しかし、ハルコの視線はメイに向けられた。
ハッッ!
カイトも、つられて横に視線を向けると、そこには膝の上に白いヴェールとやらを乗せたまま、落ち着かないように座っている彼女がいた。
その、ヴェールをなでるような指の動き。
結婚式!!!
まったく予想外のカウンターパンチをくらって、カイトはしばらくクラクラしていた。
自分とは、いままでまったく無関係だった、とんでもない言葉だったからだ。
結婚式。
それは、二人が人前で永遠の愛をちか―― がー!!!!
そんなこっぱずかしいことを、このカイトが出来るはずがなかった。
人前というのは、このソウマの前であり、ハルコの前であり、その他、よく分からない連中の目の前に、自分が恥ずかしい格好をして立たなければならないということだ。
しかも、そんな奴らの前にメイを引きずり出して、見せ物にしなければならないというのである。
耐えられるはずがなかった。
式などしなくても、彼らは夫婦なのだ。
名実でいうならば、婚姻届という実の方だけは、もうしっかり掴んでいるのである。
これ以上は、必要ない。
この瞬間、カイトはそう考えていた。
だから、この悪魔夫婦の提案など、考えるまでもなく、却下! 却下! 却下!!!
かなり本気で吠えて、彼らにそんな計画が無駄であることを知らしめようとした。
の。
はずだった。
「あら…でも、結婚式くらいちゃんとしないと…それに、ウェディングドレスは、女の子の夢ですもの…」
しかし、ハルコの視線はメイに向けられた。
ハッッ!
カイトも、つられて横に視線を向けると、そこには膝の上に白いヴェールとやらを乗せたまま、落ち着かないように座っている彼女がいた。
その、ヴェールをなでるような指の動き。


