☆
あのカイトの口からそんな言葉が!
聞きたい。
うずうずとする唇を、ソウマはぐっと我慢しなければならなかった。
いまこの場で聞けば、カイトが活火山になるのが分かっている。
うまく引き離した時にでも―― もしくは、ハルコに任せるというテがあった。女同士の方が、メイもガードが甘くなるだろうし、二人きりになる機会も多いだろう。
「話は終わっただろ! 帰れ!」
そんなソウマの心でも読んだのだろうか。
またも、カイトが牙をむく。
いますぐ、彼らをここから追い出したくてしょうがないようだ。
いや、それは最初からそうだった。
よほど、二人きりの時間を邪魔されたくなかったらしい。
まあ、確かにまだ結婚して一週間なのだから、その気持ちも分からないではないが。
「まだ、いろいろ決めないといけないことがあるのよ…女性にはいろいろあるんだから…ね、メイ?」
ハルコは、パンフレットを数部持ち上げると微笑んだ。
ナイスな妻だ。
ソウマは、何を言ってもなかなかカイトをいさめることは出来ないが、彼女は野獣のような相手でも落ち着かせることが出来る。
その上、ハルコは妊婦で。
そんな相手に、カイトが本気でひどい態度に出られるとも思っていなかった。
よしよし。
予定通り、彼は顔を般若のように歪めながらも、それ以上噛みついてこなかったことに、ソウマは満面の笑みを浮かべる。
さて、そろそろ自分も、ナイスな夫にならなければならなかった。
「そういえば、おまえは仕事中みたいだな…邪魔をしちゃいけないだろうから、彼女だけ借りて、ほかの部屋で相談してもいいぞ」
満面の笑みのまま、ソウマは提案した。
バッッ!
瞬間的に、カイトが目をむいてソウマを睨んだ。
何ということを言うのか、という目でもあったが―― 同時に、自分から彼女をひきはがそうとしているのに気づいて、それに噛みつくような目でもあった。
たまらん。
笑いを、ぐぐぐーっっとソウマはこらえた。
満面の笑みどころか、吹き出してしまいそうだったのだ。
あのカイトの口からそんな言葉が!
聞きたい。
うずうずとする唇を、ソウマはぐっと我慢しなければならなかった。
いまこの場で聞けば、カイトが活火山になるのが分かっている。
うまく引き離した時にでも―― もしくは、ハルコに任せるというテがあった。女同士の方が、メイもガードが甘くなるだろうし、二人きりになる機会も多いだろう。
「話は終わっただろ! 帰れ!」
そんなソウマの心でも読んだのだろうか。
またも、カイトが牙をむく。
いますぐ、彼らをここから追い出したくてしょうがないようだ。
いや、それは最初からそうだった。
よほど、二人きりの時間を邪魔されたくなかったらしい。
まあ、確かにまだ結婚して一週間なのだから、その気持ちも分からないではないが。
「まだ、いろいろ決めないといけないことがあるのよ…女性にはいろいろあるんだから…ね、メイ?」
ハルコは、パンフレットを数部持ち上げると微笑んだ。
ナイスな妻だ。
ソウマは、何を言ってもなかなかカイトをいさめることは出来ないが、彼女は野獣のような相手でも落ち着かせることが出来る。
その上、ハルコは妊婦で。
そんな相手に、カイトが本気でひどい態度に出られるとも思っていなかった。
よしよし。
予定通り、彼は顔を般若のように歪めながらも、それ以上噛みついてこなかったことに、ソウマは満面の笑みを浮かべる。
さて、そろそろ自分も、ナイスな夫にならなければならなかった。
「そういえば、おまえは仕事中みたいだな…邪魔をしちゃいけないだろうから、彼女だけ借りて、ほかの部屋で相談してもいいぞ」
満面の笑みのまま、ソウマは提案した。
バッッ!
瞬間的に、カイトが目をむいてソウマを睨んだ。
何ということを言うのか、という目でもあったが―― 同時に、自分から彼女をひきはがそうとしているのに気づいて、それに噛みつくような目でもあった。
たまらん。
笑いを、ぐぐぐーっっとソウマはこらえた。
満面の笑みどころか、吹き出してしまいそうだったのだ。


