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「あのおじちゃん…誰?」
ぎゅっと、メイのスカートを握って、ユウはカイトの方を見る。
人見知りが激しいので、新しい人が来るといつもこうだ。
「……!」
また、カイトがショックを受けたように目を見開いた。
メイと同じ年で『おじちゃん』と言われたら、確かにショックだろう。
う。
しかし、彼女はそれどころじゃない。
リンは勘がいいので、すぐに彼との関係を気づいてくれたが、ユウは子供なのだから、分かりやすい言葉で教えてあげないといけないだろう。
どういう単語なら、すぐ分かってくれるのだろうか。
『恋人』とか『旦那さま』とか―― ああ、恥ずかしい!
メイは、心の中で身をよじらせた。
正しい言葉なのに、どうしてこんなに気恥ずかしいのだろうか。
こうやって、2人で知っている人の前に立つことなんか、今までほとんどなかったせいだ。
事情を知っているハルコとかソウマには、今更そんな言葉を使わなくてよかったのだから。
ああ…うぅ。
心の中で、汗をいっぱいかいた後、ユウの方を向く。
「あのね、ユウちゃん…あの人は…お姉ちゃんの、すごく…大切な人よ」
ああ、カイト聞かないで!!!
恥ずかしい。
メイは、背中の視線を振り払うようにしながら、決死の覚悟でそう言った。
そこにカイトがいなければ、彼が聞いていないと分かっていれば、もう少し楽に言えたに違いない。
しかし、この距離では絶対に聞かれてしまう。
本当のことだし、何の間違いもない。
でも、どうしてこうも恥ずかしいのか。
「あのおじちゃん…誰?」
ぎゅっと、メイのスカートを握って、ユウはカイトの方を見る。
人見知りが激しいので、新しい人が来るといつもこうだ。
「……!」
また、カイトがショックを受けたように目を見開いた。
メイと同じ年で『おじちゃん』と言われたら、確かにショックだろう。
う。
しかし、彼女はそれどころじゃない。
リンは勘がいいので、すぐに彼との関係を気づいてくれたが、ユウは子供なのだから、分かりやすい言葉で教えてあげないといけないだろう。
どういう単語なら、すぐ分かってくれるのだろうか。
『恋人』とか『旦那さま』とか―― ああ、恥ずかしい!
メイは、心の中で身をよじらせた。
正しい言葉なのに、どうしてこんなに気恥ずかしいのだろうか。
こうやって、2人で知っている人の前に立つことなんか、今までほとんどなかったせいだ。
事情を知っているハルコとかソウマには、今更そんな言葉を使わなくてよかったのだから。
ああ…うぅ。
心の中で、汗をいっぱいかいた後、ユウの方を向く。
「あのね、ユウちゃん…あの人は…お姉ちゃんの、すごく…大切な人よ」
ああ、カイト聞かないで!!!
恥ずかしい。
メイは、背中の視線を振り払うようにしながら、決死の覚悟でそう言った。
そこにカイトがいなければ、彼が聞いていないと分かっていれば、もう少し楽に言えたに違いない。
しかし、この距離では絶対に聞かれてしまう。
本当のことだし、何の間違いもない。
でも、どうしてこうも恥ずかしいのか。


