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残念、と思ってメイは立ち上がりかけた―― が、慌ててソファに座り直した。
カイトは、いま『フロに、入るぞ』と言ったのである。
自分一人が入るという宣言ではなく、きっといまの言葉には、もっと違う意味が含まれていたのだろう。
だから、自分も無意識に腰を浮かしかけたのだ。
そして、思い出したのである。
一緒になんて入れない!!!!!!
とんでもない話しだった。
ただでさえ、彼と一緒にお風呂に入るなんて、慣れていないどころの話ではないのに。
まだ、死ぬほど恥ずかしいのだ。
ここ毎日、カイトとは夜の時間が噛み合わなくて、そんな恥ずかしい思いはしなくて済んでいたが、今日はお休みで。
カイトは、この時間にすぐ側にいる。
メイは、汗をいっぱいかきながら、彼に言うべき言葉を考え始めた。
「あ、あの! さ、先に入ってて! 私、片づけしてくる!」
ガチャガチャ!!!!!
慌てふためいて、トレイの上にマグカップを乗せると、彼女は部屋を逃げ出してしまったのだ。
追いかけてこないでー!!!
今日ばかりは、それを切に願った。
残念、と思ってメイは立ち上がりかけた―― が、慌ててソファに座り直した。
カイトは、いま『フロに、入るぞ』と言ったのである。
自分一人が入るという宣言ではなく、きっといまの言葉には、もっと違う意味が含まれていたのだろう。
だから、自分も無意識に腰を浮かしかけたのだ。
そして、思い出したのである。
一緒になんて入れない!!!!!!
とんでもない話しだった。
ただでさえ、彼と一緒にお風呂に入るなんて、慣れていないどころの話ではないのに。
まだ、死ぬほど恥ずかしいのだ。
ここ毎日、カイトとは夜の時間が噛み合わなくて、そんな恥ずかしい思いはしなくて済んでいたが、今日はお休みで。
カイトは、この時間にすぐ側にいる。
メイは、汗をいっぱいかきながら、彼に言うべき言葉を考え始めた。
「あ、あの! さ、先に入ってて! 私、片づけしてくる!」
ガチャガチャ!!!!!
慌てふためいて、トレイの上にマグカップを乗せると、彼女は部屋を逃げ出してしまったのだ。
追いかけてこないでー!!!
今日ばかりは、それを切に願った。


