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カイトは、ズダダダー!!と砂煙を上げんばかりの勢いで、ベッドから飛び降りると洗面所に直行したのである。
そして、鏡を見る。
ん?
てっきりソウマに、顔に落書きでもされているのではないかと思っていたのだが、取り越し苦労だった。
鏡に映っているのは、単なる寝起きの顔以外の何者でもなかった。
あとは、髪に寝癖がついているくらいである。
じゃあ、何で?
部屋に戻ると。
既にソウマもソファに戻り、メイにお茶をふるまわれている。
ムカつく。
カイトは、その光景を素直に受け入れられなかった。
しかし、いま気になるのは彼女の様子である。
ほかの存在は、眼中に入れないようにしながら、カイトはじーっとメイを見た。
視線に気づいたのか、ふっと顔をあげた彼女と、再び目が合う。
茶色の瞳が、一瞬吸い込まれそうにこっちを見たが、またハッと我に返ったように、視線を逸らす。
間違いない。
カイトを避けているのだ。
何でだー!!!!
昨日の夜までは、普通だったではないか。
風呂に入る前までの話だったが。
しかし、風呂の後は、何のコミュニケーションも取っていない。
彼女は、すっかり寝入ってしまっていたのだから。
「まったく、もう昼だぞ…まさか、オレたちが来た時に、まだ寝ているとは」
お疲れのご様子で。
ソウマがまだからかおうとするが、カイトはまっすぐ目標を彼女に据えて歩き出した。
そして。
「ちょっと来い」
メイの腕をがしっと掴み、引っ張った。
カイトは、ズダダダー!!と砂煙を上げんばかりの勢いで、ベッドから飛び降りると洗面所に直行したのである。
そして、鏡を見る。
ん?
てっきりソウマに、顔に落書きでもされているのではないかと思っていたのだが、取り越し苦労だった。
鏡に映っているのは、単なる寝起きの顔以外の何者でもなかった。
あとは、髪に寝癖がついているくらいである。
じゃあ、何で?
部屋に戻ると。
既にソウマもソファに戻り、メイにお茶をふるまわれている。
ムカつく。
カイトは、その光景を素直に受け入れられなかった。
しかし、いま気になるのは彼女の様子である。
ほかの存在は、眼中に入れないようにしながら、カイトはじーっとメイを見た。
視線に気づいたのか、ふっと顔をあげた彼女と、再び目が合う。
茶色の瞳が、一瞬吸い込まれそうにこっちを見たが、またハッと我に返ったように、視線を逸らす。
間違いない。
カイトを避けているのだ。
何でだー!!!!
昨日の夜までは、普通だったではないか。
風呂に入る前までの話だったが。
しかし、風呂の後は、何のコミュニケーションも取っていない。
彼女は、すっかり寝入ってしまっていたのだから。
「まったく、もう昼だぞ…まさか、オレたちが来た時に、まだ寝ているとは」
お疲れのご様子で。
ソウマがまだからかおうとするが、カイトはまっすぐ目標を彼女に据えて歩き出した。
そして。
「ちょっと来い」
メイの腕をがしっと掴み、引っ張った。


