道連れなんて

かわいそう…

それとも

あの子も

淋しがりやさんなの?


何度も

あなたを呼んだけど

その度に

あの子が笑って

魔性の霧が

あなたを隠す


もう…

ふたりでいても

眩しい光に

絶えられないね…


裸足で歩く

棘の路は

あなたを忘れる

最後の快感


咲き乱れる

紅を道しるべに

ひとりで戻ればいい…



急がなくても

あなたには


罰は下るのだから…