軽くあしらった彼女の反応に、あたしは唇を尖らせた。 「真宝ちゃんってば冷たい…」 「あら、私の優しさ、奈々にはまだ伝わらないのかしら?」 伝わってるよ。 すごく、温かい真宝の優しさ。 伝わってるよ。 もっともっと前から。 「…真宝、あたし──…」 「ちょっと待って! 紅茶…淹れてくるから。話はその後。ねっ?」