信じたい。 自分を。 自分の、決断を。 きっとこれで良かったんだ。 これが一番良かったんだ。 あたしにとっても 結城財閥にとっても …南にとっても。 「今夜は楽しいパーティーになりそうだわ」 エミリさんが、言う。 「…そう、ですね」 あたしは、答える。 今にも溢れてしまいそうな 決意の涙を堪えて。