「……………」 扉が開け放たれた瞬間、教室中に沈黙が走る。 きっと、数秒。 だけどそのたった数秒が、ものすごく長く感じた。 刺さる視線に耐えかね、口を開こうとしたその時。 「…っ、──…」 「「キャ~~~ッ!!!!」」 突如、教室のお嬢様達がざわめきだした。 「「南様ぁ~!!素敵~!」」 目をハートマークにして、騒ぎ出す彼女達。 あっという間に、あたしと南の周りには彼女達による人だかりが作られたのであった。