「じゃあ、今日はこれで勘弁してやるよ。」 「久遠…。…ごめん。」 「謝るなよ。ただな…。」 久遠は私の肩を掴んで、にやりと笑った。 「来年はこれじゃすまないから。」 「……っ!」 久遠の背中を思い切り叩いた。 しかも何度も。