合計5日の悩みごと。

考えがまとまらないまま、放課後が来てしまった。

久遠は相変わらず女に囲まれていたが、それらをあしらって私の元へ来た。

「あずさ。…屋上行くぞ。」

「…はい…。」

女達の冷たい視線を浴びながら、私は久遠と共に屋上へ向かった。

手にはプレゼントを持って、不安に駆られながら久遠の後ろを歩いていた。