某編集部――

「デスク!スクープです!Darkのボーカルのネタです」

「そうか!おっ、もう写真も現像できてるんだな。
ん?この子、何処かで…
おい!記事にする前に相手の素性調べろ」

「あっ、はい。分かりました」

あの後、真っ直ぐに帰宅した私は部屋に入って、そのままベットに顔を埋めた。


修平から携帯にずっと連絡がきていたけど、何を話したらいいのか分からなくて出なかった。

そんな日が何日か続いて、フラッと寄ったコンビニで私の心はえぐられた。

偶然、目についた週刊誌の見出し。



【Dark修平、人殺しの元モデルと歩道キス】



ときが止まった。



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