ナルシストの隣

明らかに迷惑そうな顔をしているであろう私を無視して、また夕方に迎えに来ると言い残し、うん、あなたのでしょうねって納得できる、例の車で去って行った。

あの…私の気持ちは?都合は聞いてはもらえないんですかね?

何よりも、私が家に帰って来なかったらどうするつもりなんだろう?

そんな疑問を心に抱え学校へ向かった。

私の席は、窓側の一番後ろ。

誰もが好きな絶好の席。

ボーと空を眺めながら、退屈な授業をこなす。



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