「だってもうすぐバレンタインでしょうが。」

そういえば。

「織さぁ、悠夜君にあげるの?」

羅夢が声をひそめて言った。

「え?あげるよ?」

「え!?マジ!?
そっかー。やっぱりそうなんだ!」

なぜか嬉しがる羅夢。

なにを嬉しがってるんだ?
「織、悠夜君のこと好きだったんだー!」




は!?


「なに言ってるの!?
悠は生徒会のメンバーだからあげるの!!それに十坂先輩にもあげるよ!」

「え?じゃあ好きじゃないワケ?」

「・・・・わかんない。」
「ナニソレ〜!」