それに気付いたのか、雷先輩が、「ああっ!」と、声を出した。





「新菜はいいの。」





あっさりと言われた。








イヤイヤイヤイヤ!!



いいの!?なんで!?







「新菜には、俺自身がいるから!だから織ちゃんにあげる。」






俺自身って・・・・






「もしかして・・・・」






「俺ら少し前から付き合っています!!」








嘘ーーーーーー!!!!








悠のほうをみると、すました顔で本を読んでいた。




「悠!知ってたの!?」