俺の前に差し出された箱。
つまりチョコ。
「あの…いや…、おっ俺に??」
混乱していた。まさか吉野がチョコをくれるなんて思っていなかったから。
「あっ…うん。友チョコ…だけど…」
“友チョコ”。つまりは友達にあげるチョコ。
吉野にとって俺は友達。
じゃあ、吉野はあのキス男が好きなのか?
何も言えなかった。ただ嫌な空気が俺達の間に流れていた。
「あの…もしかしていつき拓斗先輩にあたしがチョコあげるのみてた??」
吉野が言った。俺は何も言わなかった。
「ちっちがうの…!拓斗先輩にはいつものお礼で、べつに好きとかじゃなくて……っていつき?!」
俺は吉野の話しを聞いてしゃがみ込んだ。
「わりぃ…。なんでもねぇから…」
安心した。吉野とキス男が何もないと知って。
情けねぇ…。ほんと余裕ねーな俺…。
そして立ち上がって吉野が手に持っている物を受け取った。
「ありがとな。吉野。」
吉野は笑顔でうんと言って、教室をでて言った。
吉野の笑顔をみてもう友達でいいやと思った。
吉野がくれたチョコは、甘くほろ苦い味がした。
つまりチョコ。
「あの…いや…、おっ俺に??」
混乱していた。まさか吉野がチョコをくれるなんて思っていなかったから。
「あっ…うん。友チョコ…だけど…」
“友チョコ”。つまりは友達にあげるチョコ。
吉野にとって俺は友達。
じゃあ、吉野はあのキス男が好きなのか?
何も言えなかった。ただ嫌な空気が俺達の間に流れていた。
「あの…もしかしていつき拓斗先輩にあたしがチョコあげるのみてた??」
吉野が言った。俺は何も言わなかった。
「ちっちがうの…!拓斗先輩にはいつものお礼で、べつに好きとかじゃなくて……っていつき?!」
俺は吉野の話しを聞いてしゃがみ込んだ。
「わりぃ…。なんでもねぇから…」
安心した。吉野とキス男が何もないと知って。
情けねぇ…。ほんと余裕ねーな俺…。
そして立ち上がって吉野が手に持っている物を受け取った。
「ありがとな。吉野。」
吉野は笑顔でうんと言って、教室をでて言った。
吉野の笑顔をみてもう友達でいいやと思った。
吉野がくれたチョコは、甘くほろ苦い味がした。

