ある日事件はおきた。
その日は何事もなくただただ平和な日だった。
そう放課後までは…。
「束莎…。遅いなぁ…」
ばんばんとバスケットボールの音が体育館に響きわたっている。
「さきにいっててっていってたけど……もぅ、30分もたってるよ…」
そう。束莎はなかなか部活にこないのだ。
……探しにいってみるか…。
先輩と先生に断り束莎を探しにいった。
―――――
―――――――
―――――――――
「…束莎…!どこ行ったのよ!」
教室にも図書室にもどこにもいない。
「……???」
なんだろ……。どっからか微かに声が聞こえる…。
あたしは微かに聞こえる声のほうに足を運ばせた。
「ここ…か………」
ここからはさっき聞こえた声がはっきり聞こえていた。
耳をすませてきいてみる。
「……!!!」
いま……加藤っていってた…。もう一度きいてみる。
『加藤束莎。あんたさぁ、むかつくんだよね。ただたんに顔がいいからっつさー、告られてさ―。
しかも全部断ってんでしょ。いいきになってんじゃないわよ!!』
そのとたんあたしはなにかが切れた―……。
その日は何事もなくただただ平和な日だった。
そう放課後までは…。
「束莎…。遅いなぁ…」
ばんばんとバスケットボールの音が体育館に響きわたっている。
「さきにいっててっていってたけど……もぅ、30分もたってるよ…」
そう。束莎はなかなか部活にこないのだ。
……探しにいってみるか…。
先輩と先生に断り束莎を探しにいった。
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「…束莎…!どこ行ったのよ!」
教室にも図書室にもどこにもいない。
「……???」
なんだろ……。どっからか微かに声が聞こえる…。
あたしは微かに聞こえる声のほうに足を運ばせた。
「ここ…か………」
ここからはさっき聞こえた声がはっきり聞こえていた。
耳をすませてきいてみる。
「……!!!」
いま……加藤っていってた…。もう一度きいてみる。
『加藤束莎。あんたさぁ、むかつくんだよね。ただたんに顔がいいからっつさー、告られてさ―。
しかも全部断ってんでしょ。いいきになってんじゃないわよ!!』
そのとたんあたしはなにかが切れた―……。