犬神さまのお嫁さま

 ヤバイ!早く教室に帰らなきゃ!!

 だけどそれにお構いなく希彦は続けようと私の体を抱きしめようと腕を伸ばす。


 ああもう!捕まったらまた今さっきみたいになっちゃう!

 今度さっきみたいなのになったら自力で抜け出す自信は無い。

 ていうか気が付いた時には確実にテストの真っ直中だ!

 流石にテストを受けないというのはマズ過ぎる!!


 私はテストの為にも雑念を払い希彦を力いっぱい押し退けた。

 だがその程度の事でこの馬鹿はめげやしない。



 「本鈴なんてどうでも――」

 「いいわけあるか馬鹿ーーー!!」