君と来た海 今年で何回目なんだろう まさか最後になるなんてね 僕は思いもしなかった 来年も来ようね 笑い合った日は何処に 君は目の前で僕に 凶器をむけて微笑む 鋭い痛みと共に聞こえた言葉 浮気は一回までよ ずきずきと痛む身体に 銃声―君が倒れた 嗚呼、なんて君は 愚かなのだろう 浮気なんて、するつもり 微塵も無いのにね